昨今の我が国は、首都圏への集中や都市と地域との格差の問題が一段と顕著になってきています。
知的財産分野でも同様の現象がおきており、大企業の中心機能が存在する首都圏に大半の特許事務所が居を構えています(2007年度統計によれば、弁理士有資格者7,000人のうち 8割が 3首都圏で生活しています。)。
一方、地域では知的財産権に関する専門家人材が少なく、地元企業・自治体・大学が、この分野でサポートを得ようとしてもその選択肢が限られており、十分な恩恵に与っているとは言いがたい状況となっています。
また、日本海地域の一つであります新潟県は、ここ最近、中越地震、中越水害、中越沖大震災と矢継早に不慮の天災に見舞われました。
しかし、このような状況を看過すべきでしょうか。首都圏で大手事務所に勤務していた一弁理士である私も「何とかせねば」と思っておりました。
そこで、地域(特に日本海地域の新潟県、富山県、石川県、福島県、山形県等々)の方々に、「光」と「満足」を提供することを最終目標に、知的財産分野での十分なサポート及びサービスを提供することを切望し、新潟市に特許事務所を設立することしました。
事務所のシンボルカラーは、(1)大河である信濃川・阿賀野川が流れる水の都『新潟市』、(2)佐渡が遠くに佇む日本海、(3)春や夏に田園や越後 の山々とのコントラストが美しい透き通った大空、をイメージしたブルーを採用し、左下から右上に向かう形状は、日本海の波の飛沫(しぶき)やエネルギーを イメージし、ひいては弊所や弊所の存する越後・日本海地域の『飛躍』や『発展』を祈念しております。
上述しましたように、弊所の最終目標は、地域の方々に「光(希望)」と「満足」を提供することです。
左のロゴでは、豆電球は発明者・出願人を表し、フィラメント部の M と接続部の ip は、弊所名称である Matsuura (松浦)と Intellectual property (知的財産)を意味しております。